先月の「万物の砕き」に引き続いて作家は高松次郎です。
「この七つの文字」は高松次郎の「影」シリーズと並んで人気があるようですね。「この七つの文字」と同時期に制作された、「THESE THREE WORDS」も展示されます。
言葉の意味が言葉を指しているという自己参照型の言葉の作品というのは、作品のことを頭の中であれこれ考えることができて面白いです。
この作品を初めて見たのは数年前の東京国立近代美術館での「わたしいまめまいしたわ」展でした。ずっと観てみたいと思っていた作品だったので、ちょうど作品を眺められる位置にベンチが置いてあって、ずっと作品を見つめていたのを思い出します。
今回もYumiko Chiba Associatesではトークイベントがあり、先月発売された高松次郎研究冊子『Jiro Takamatsu Critical Archive』の著者が出演されます。
先月のトークも聞いてきましたが、高松次郎について評論家の生の意見を聞けたのは、いい勉強になりました。今回もどんな話が展開されるのかとても楽しみです。
高松次郎「この七つの文字」
Yumiko Chiba Associates
2012/07/07〜2012/07/28
http://www.ycassociates.co.jp/jp/
クロージングイベント
- 沢山遼 × 野田吉郎 × 桝田倫広 × 森啓輔(高松次郎研究冊子『Jiro Takamatsu Critical Archive』執筆者の方々)
モデレーター:千葉由美子(Yumiko Chiba Associates代表)
2012/07/28 18:00〜19:30
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