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2011年11月6日日曜日

展覧会情報「実験工房の作家たち」

千葉市美術館
実験工房の作家たち
2011/11/22〜2012/01/29
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2011/1122_2/1122_2.html

書評(朝日新聞) 高松次郎 言葉ともの

朝日新聞11月6日付け朝刊「視線」に光田由里著「高松次郎 言葉ともの 日本の現代美術1961-72」の森村泰昌 による書評が掲載されています。

この書評の結びの文は自分にとって複雑な思いです。
『高松次郎の時代が再来する。本書がそのさきがけになることに間違いない。』
同感であると同時に、資金力に乏しいコレクターにとってはもはや手の出せない作家になってしまうだろうから。

2011年10月21日金曜日

高松次郎のマルチプル

1974年に乃村工藝社(マルチプルアートセンター)が多くの作家にマルチプル作品を制作を依頼し販売を行っていた。当時のカタログよりインテリアとして美術作品を販売していたことがわかる。
その中に高松次郎の作品も2点あるので紹介しよう。

  • 波の柱
    アルミニュームダイキャスト・ヘアーライン
    266×264×905(㎜)
    エディション95
    制作1974年
    販売価格7万円(当時)
  • 錆びた複合体
    鉄・真鍮
    534×350×220(㎜)
    エディション15
    制作1974年
    販売価格15万円(当時)
乃村工藝社の試みはあまりうまく行かなかったようで、大量に在庫を抱えるということになってしまったそうである。おそらく高松次郎の作品もあまり売れなかったのではないか。売り方から客層もアートに関心が高いとは限らないよ思え、彼の作品に限らず年数が経ち当時の所有者から代替わりした時に、アートに特別な関心がなければ処分された作品もあるのかもしれない。
上記の錆びた複合体は、文字通り錆びているし、彼の作品を知らなければ、もしかしたら。。。

妄想はともかく、所有している方がいたら大切にしていただきたい。
波の柱は2006年にエスト・ウエストオークションズ ポスト・ウォー&コンテンポラリーアートに出品(ロット181)され、16万円で落札されたことがわかっている。錆びた複合体は市場に出たことがあるかわからない。ご存知の方がいたら情報提供いただければありがたいです。

2011年10月16日日曜日

高松次郎の個展カタログ販売中

NADiff a/p/a/r/tで開催中の「高松次郎 言葉ともの ― 純化とトートロジー」にて、会期中、高松次郎関連書籍が販売されています。
もうなかなか手に入らない美術館での展覧会カタログも置いてありますが、私が注目しているのは、東京画廊での個展のカタログです。
東京画廊から直接仕入れたのではないかと思われます。状態は非常にいいので、古書店で手に入れるよりずっといいでしょう。価格も古書店での販売価格とそれほど変わらないのではないかと思います。
興味をお持ちの方は、部数もかなり限られているので、早々に入手されることをお勧めします。いずれも2000円〜3000円です。
会期も残り2週間となったので、買いそびれたということのないようにお早めに。

  • 1976年11月1日→20日
  • 1978年10月2日→21日
  • 1987年10月19日→31日
  • 1982年10月4日→16日
  • 年代不明

2011年9月8日木曜日

anan No.69

本日anan No.69(昭和48年2月5日発行)を入手しました。
最終ページに切り抜きがありますが、それ以外は特に問題のない状態です。
P.54〜55 人物クローズ・アップで高松次郎のアトリエ訪問の記事が載っています。
サブタイトルは『《鑑賞者》を否定しつづける前衛作家』。
彼の顔の写真がとてもかっこいいです。
女性向け雑誌に高松次郎の記事はミスマッチのような気がしますが、それはそれで面白い記事です。
国会図書館にも収蔵されています。興味のある方はご覧になってください。
請求記号 Z24-206

書籍『高松次郎 言葉ともの』

光田由里氏による高松次郎の作家・作品論
写真等も多数あるそうです

水声社より
9月下旬刊行
3200円


以前より執筆されていることは知っていたので、とても楽しみ。
読み応えがありそう。

2011年9月7日水曜日

展覧会情報(高松次郎) ー概要ー

ここのところ時間がなかったので、取り急ぎ。。。

Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
<グループ展>「1970年代へ 写真と美術の転換期 ―複写 反射 投影―」 Ⅰ期 写真を選ぶ:視覚の点検
2011/09/16〜2011/10/05
※写真の写真が展示される
※初日はトークイベント(光田由里×植松奎二×若江漢字)に続いてオープニング
※カタログが刊行されます
http://www.ycassociates.co.jp/

NADiff GALLERY
高松次郎 言葉ともの ー純化とトートロジー
2011/09/16〜2011/10/30
※複合体が展示されると思われる
※トークイベント 2011/09/25(金氏徹平×光田由里)と2011/10/16にあり(冨井大裕×沢山遼×光田由里)
http://www.nadiff.com/

他にも紹介したい展覧会があるけど今日はこれまで。
日を改めて紹介します。

2011年8月23日火曜日

高松次郎に関する雑誌記事の調査

本日、高松次郎の雑誌記事について国会図書館で調べてみました。

調査に使用したツール
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録 人名編 明治〜1984年版、1985〜1987年版、1988〜1995年版
    (書籍)
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引検索 Web版
    (有料データベース)
    ※国会図書館専用端末でのアクセスの場合は利用者に直接費用はかかりません

調査結果
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録 人名編
    計9件
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引検索 Web版
    計16件
    ※大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録 人名編との重複を除く

所感

1960年代、1970年代の記事は一つだけしか載っておらず期待外れでした。例えば、アンアン No.69 1973年には彼のインタビュー記事が掲載されているのだけど、目録に載っていません。1980年代後半から掲載誌の情報が充実しているように思えます。
もしかしたら、ハイレッド・センターやネオ・ダダでも調べてみると、もっと掲載記事を見つけることができるかもしれません。
今後、調査で得られた各雑誌にあたってみて、どのような記事か見て、必要に応じて複写をしていこうと思います。また、ハイレッド・センター、ネオ・ダダ等キーワードを変えて調べてみるつもりです。
上記の調査は雑誌の記事に限定しているので、書籍や論文等は対象外です。こちらも以前から調べ始めていますが、まだ情報を整理するにはいたらず。

2011年6月2日木曜日

レクチャー「デュシャンという物語の始まり」

森美術館で開催中の「フレンチ・ウインドウ」展(2011/03/26〜2011/08/26)でデュシャンについて京都国立近代美術館特任研究員の河本信治氏による講演。
彼は京都国立近代美術館で2010年の春に開催した「マイ・フェイバリット——とある美術の検索目録/所蔵作品から」の企画者です。この展覧会は個人的にとてもツボにはまってしまい一日中楽しめて、とても印象的な展覧会となりました。展示室内に入って最初に出会うのはデュシャンのレディメイドなどの彼の作品群です(会場写真)。
この展覧会で彼の名を覚え、自分にとって気になる人だったので、是非とも聞きに行きたいのですが、残念ながら仕事で行けそうにありません。
あー、本当に残念。

レクチャー「デュシャンという物語の始まり」
日時:2011年6月9日(木)19:00 〜20:30
会場:森美術館展示室内
定員:80名
料金:無料(要展覧会チケット)
申し込み:不要

2011年5月30日月曜日

2011年5月23日月曜日

高松次郎の作品を所蔵している美術館探し

高松次郎好きとしては、彼がどんな作品を制作したかということも大事だけど、どんな作品がどこにあるかも重要な関心事。
それで彼の作品を所蔵している美術館をちまちまと探しています。
どこにどんな作品があるかわかれば、もしかしたら常設展、所蔵展に作品が出品されるかもしれない。日本国内だったら、その作品の重要度によっては、遠くても観に行きます(実績あり)。
一部の美術館は所蔵作品の検索システムが構築されていて、そういう所は一度は検索してみます。また、美術館の年度報告で収蔵となった作品を記載していたり、 公立の美術館なら、行政が資料を公開していたりします。
いままでは、ちょっとそういう所をメモする程度だったけど、所蔵している所だけでなく、所蔵していない所も、確認時期と合わせて記録しておくといいかもと思いました。
美術館は全国にたくさんある訳で、どの美術館について調べたか、そのうちわからなくなりそうだから。
いずれこのblogでも彼の作品を所蔵している美術館の紹介を書くかもしれません。

2011年5月22日日曜日

越中正人 "individuals"

昨日、ncaで越中さんの個展を観に行ってきました。会期終了ぎりぎりです。
偶然にも越中さんも来廊中で、作家本人からいろいろお話を聞くことができラッキーでした。
黒いバックに丸っこい赤い玉がいくつも浮かんでいて、所々光の点がある写真。
丸い点は妙に質感があって、丸い玉のようにも赤血球のようにも見えるのだけど、実はこれは火の粉とのこと。撮影には炎に近づくため顔に火傷を負うような苦労をされたそうです。
キャンプファイヤーの時に見た空の星と火の粉が着想のきっかけだそうです。
一枚、宇宙の始まりを思わせるような、たくさんの星や惑星が生まれているような作品がありました。映像作品もあります。
写真も映像もぼーっと眺めるのに飽きない作品でした。
この作品の前には花を撮影した作品を観ましたが、次回の構想を伺うと全く違う写真を作られることになるようで、どういう風にまとめあげるのか楽しみです。

展覧会情報(高松次郎)

Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
Jiro Takamatsu 高松次郎
Light and Shadow 光と影
2011/06/03〜2011/07/02
http://http://www.ycassociates.co.jp/

ダンス

先日会社で同僚と雑談中に気がつきました。

しばらくコンテンポラリー・ダンスを観ていないって。

最後に観に行ったのはなんだったかな。ピナ・バウシュだったかなぁ。

何か観に行きたいなぁ。

2011年5月14日土曜日

展覧会情報(ギャラリー)

Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
Early Summer Show
2011/05/10〜2011/05/31
http://www.ycassociates.co.jp/

Blogger障害

昨晩blogを書こうとしたら障害中でした。
こうして書けるので、今はもう復旧しているようだけど、記事も一つ消えたままのような気がします。
「気がします」と書いている訳は、よく覚えていないから。
記憶力がないなぁ。。。

2011年5月12日木曜日

公立美術館の資料

先ほど新潟市美術館の所蔵品を調べていて、同美術館の運営に関する資料が公開されているのを見つけました。
新潟市美術館の評価及び改革に関する委員会
ここには所謂クモ・カビ問題に言及されている資料もあるけど、興味深いのはどのように作品が収集されるのか、そのプロセスに関する資料が掲載されていることです。
それはさておき、公立美術館は行政サービスとして運営されているから、所蔵作品に関する資料が公開されている場合があります。
必ずしも公開されている訳でもないし、どのような形で公開されるかもまちまちだけど、ある作家がどこの美術館に所蔵されているか知りたいような者にとっては、貴重な資料ですね。

展覧会情報(高松次郎)

新潟市美術館
スーパーコレクション展 ~新潟市美術館25年の歩みから~
2011/04/16〜2011/05/29
http://www.ncam.jp/exhibitions/20110416k_exhibitions.htm

2011年5月11日水曜日

展覧会情報(高松次郎)

神奈川県立近代美術館 葉山館
開館60周年 現代美術の展開 ザ・ベスト・コレクション
2011/07/23〜2011/10
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/ExhibitionHall.do?hl=h

独自ドメインでのblog開始

全くblogをアップしていなかったけれど、ドメインを取ったので先ほど切り替えました。

http://blog.hikaritokage.info/

これまでのURLでアクセスしても新しいURLにリダイレクトされます。

http://luce-ombra-2010.blogspot.com/ → http://blog.hikaritokage.info/

たまには更新しないとね。