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2012年7月6日金曜日

展覧会情報:高松次郎「この七つの文字」

明日からYumiko Chiba Associatesで高松次郎の個展「この七つの文字」が開かれます。
先月の「万物の砕き」に引き続いて作家は高松次郎です。
 「この七つの文字」は高松次郎の「影」シリーズと並んで人気があるようですね。「この七つの文字」と同時期に制作された、「THESE THREE WORDS」も展示されます。
言葉の意味が言葉を指しているという自己参照型の言葉の作品というのは、作品のことを頭の中であれこれ考えることができて面白いです。
この作品を初めて見たのは数年前の東京国立近代美術館での「わたしいまめまいしたわ」展でした。ずっと観てみたいと思っていた作品だったので、ちょうど作品を眺められる位置にベンチが置いてあって、ずっと作品を見つめていたのを思い出します。

今回もYumiko Chiba Associatesではトークイベントがあり、先月発売された高松次郎研究冊子『Jiro Takamatsu Critical Archive』の著者が出演されます。
先月のトークも聞いてきましたが、高松次郎について評論家の生の意見を聞けたのは、いい勉強になりました。今回もどんな話が展開されるのかとても楽しみです。

高松次郎「この七つの文字
Yumiko Chiba Associates
2012/07/07〜2012/07/28
http://www.ycassociates.co.jp/jp/

クロージングイベント
  • 沢山遼 × 野田吉郎 × 桝田倫広 × 森啓輔(高松次郎研究冊子『Jiro Takamatsu Critical Archive』執筆者の方々)
    モデレーター:千葉由美子(Yumiko Chiba Associates代表)
    2012/07/28 18:00〜19:30

2012年6月6日水曜日

展覧会情報:高松次郎「日本現代美術の巨匠たちー1960年代〜70年代を中心に」

大阪で「ART OSAKA 2012」の特別展にて高松次郎の作品が展示されます。
私は残念ながらこの展覧会には行く余裕がなさそうです。
どんな作品が出品されるんでしょうね?

特別展「日本現代美術の巨匠たちー1960年代〜70年代を中心に」
中之島デザインミュージアム de sign de >
2012/06/27〜2012/07/11
http://www.artosaka.jp/jp/special.php



高松次郎のアトリエ

今日聞いた話では、高松次郎のアトリエが老朽化で消防法に抵触するため取り壊されることになるそうです。
現在2名の写真家がアトリエの撮影を行っているとのこと。

数々の作品を生み出した場所がなくなるのは寂しいですね。

2012年6月5日火曜日

展覧会情報:高松次郎「万物の砕き」

明日からYumiko Chiba Associatesで高松次郎の個展「万物の砕き」が開かれます。
毎年、貴重な作品を展示しているYumiko Chiba Associatesですが、今年も珍しい作品が登場します。
美術館ではなかなか観ることのできない作品です。単体シリーズや複合体が好きな人なら、きっと楽しめるのではないかと思います。
私もとても楽しみにしている展覧会です。
また、会期中に若手美術評論家によるトークイベントも開かれます。
高松次郎が大好きな私としては、どんな話になるのか興味津々です。

高松次郎「万物の砕き」
Yumiko Chiba Associates
2012/06/06〜2012/07/04
http://www.ycassociates.co.jp/jp/

トークイベント
  1. 沢山遼 × 野田吉郎 × 石川卓磨(ゲスト)
    2012/06/09 17:00〜18:30
  2. 桝田倫広 × 森啓輔 × 森田浩彰(ゲスト)
    2012/06/23 17:00〜18:30




2012年5月26日土曜日

そろそろ復活

何ヶ月もblogをお休みしていましたが、仕事が多少落ち着いてきました。
プライベートではこれからもしばらくバタバタすることがあるのですが、来月は高松次郎の展覧会も開かれることだし、またポツポツ書いていこうと思います。

今日はある作家のプライベートビューイングに招かれて、作家宅にお邪魔してきました。
大きな写真の作品はルネ・マグリットの絵のような不思議な非現実的な世界を感じました。
でも、被写体は意図的に作ったものではなく、実際にある外国の廃墟です。
ライティングも自然光だけで、非現実的な世界を現実の世界から写し取っているのが好感を持ちました。
お宅は間仕切りのない空間は開放感があって、とても気持ちがよい所でした。
あまり冷暖房を使わないですんでいるそうで、それにはスウェーデン製の三重窓と外壁のNASA製の塗料が秘訣のようです。
私の住まいはとても熱がこもって、今頃から秋口までとっても暑いので、そういう家は羨ましいです。

作家の同級生の方に、おいしいお寿司屋さんを教えていただきました。ちょっと時間がかかるけど、自宅から徒歩圏内です。月曜日は休暇を取っているので、早速ランチを食べに行こうと考えています。・・・と思って、お店のWebを見たら、月曜日は定休日でした。残念。。。

2012年1月31日火曜日

【告知】しばらくお休みします

このBlogには少しだけど訪れる方がいらっしゃるようなので、お知らせします。

昨年末より仕事で多忙のため、当面Blogはお休みします。
もとから散発的でしたから、そんなに大差ないような気もしますが、何も書かないで放っておきたくなかったので。

もし、高松次郎関係で情報を得たい方は個別にメールをいただければ、お返事に時間を頂戴すると思いますが、知っている情報があれば提供させていただきます。

4月になれば仕事も一段落し、Blogを書けるようになると思います。

2011年11月6日日曜日

展覧会情報「実験工房の作家たち」

千葉市美術館
実験工房の作家たち
2011/11/22〜2012/01/29
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2011/1122_2/1122_2.html

書評(朝日新聞) 高松次郎 言葉ともの

朝日新聞11月6日付け朝刊「視線」に光田由里著「高松次郎 言葉ともの 日本の現代美術1961-72」の森村泰昌 による書評が掲載されています。

この書評の結びの文は自分にとって複雑な思いです。
『高松次郎の時代が再来する。本書がそのさきがけになることに間違いない。』
同感であると同時に、資金力に乏しいコレクターにとってはもはや手の出せない作家になってしまうだろうから。

2011年10月21日金曜日

高松次郎のマルチプル

1974年に乃村工藝社(マルチプルアートセンター)が多くの作家にマルチプル作品を制作を依頼し販売を行っていた。当時のカタログよりインテリアとして美術作品を販売していたことがわかる。
その中に高松次郎の作品も2点あるので紹介しよう。

  • 波の柱
    アルミニュームダイキャスト・ヘアーライン
    266×264×905(㎜)
    エディション95
    制作1974年
    販売価格7万円(当時)
  • 錆びた複合体
    鉄・真鍮
    534×350×220(㎜)
    エディション15
    制作1974年
    販売価格15万円(当時)
乃村工藝社の試みはあまりうまく行かなかったようで、大量に在庫を抱えるということになってしまったそうである。おそらく高松次郎の作品もあまり売れなかったのではないか。売り方から客層もアートに関心が高いとは限らないよ思え、彼の作品に限らず年数が経ち当時の所有者から代替わりした時に、アートに特別な関心がなければ処分された作品もあるのかもしれない。
上記の錆びた複合体は、文字通り錆びているし、彼の作品を知らなければ、もしかしたら。。。

妄想はともかく、所有している方がいたら大切にしていただきたい。
波の柱は2006年にエスト・ウエストオークションズ ポスト・ウォー&コンテンポラリーアートに出品(ロット181)され、16万円で落札されたことがわかっている。錆びた複合体は市場に出たことがあるかわからない。ご存知の方がいたら情報提供いただければありがたいです。

2011年10月16日日曜日

高松次郎の個展カタログ販売中

NADiff a/p/a/r/tで開催中の「高松次郎 言葉ともの ― 純化とトートロジー」にて、会期中、高松次郎関連書籍が販売されています。
もうなかなか手に入らない美術館での展覧会カタログも置いてありますが、私が注目しているのは、東京画廊での個展のカタログです。
東京画廊から直接仕入れたのではないかと思われます。状態は非常にいいので、古書店で手に入れるよりずっといいでしょう。価格も古書店での販売価格とそれほど変わらないのではないかと思います。
興味をお持ちの方は、部数もかなり限られているので、早々に入手されることをお勧めします。いずれも2000円〜3000円です。
会期も残り2週間となったので、買いそびれたということのないようにお早めに。

  • 1976年11月1日→20日
  • 1978年10月2日→21日
  • 1987年10月19日→31日
  • 1982年10月4日→16日
  • 年代不明

2011年9月8日木曜日

anan No.69

本日anan No.69(昭和48年2月5日発行)を入手しました。
最終ページに切り抜きがありますが、それ以外は特に問題のない状態です。
P.54〜55 人物クローズ・アップで高松次郎のアトリエ訪問の記事が載っています。
サブタイトルは『《鑑賞者》を否定しつづける前衛作家』。
彼の顔の写真がとてもかっこいいです。
女性向け雑誌に高松次郎の記事はミスマッチのような気がしますが、それはそれで面白い記事です。
国会図書館にも収蔵されています。興味のある方はご覧になってください。
請求記号 Z24-206

書籍『高松次郎 言葉ともの』

光田由里氏による高松次郎の作家・作品論
写真等も多数あるそうです

水声社より
9月下旬刊行
3200円


以前より執筆されていることは知っていたので、とても楽しみ。
読み応えがありそう。

2011年9月7日水曜日

展覧会情報(高松次郎) ー概要ー

ここのところ時間がなかったので、取り急ぎ。。。

Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
<グループ展>「1970年代へ 写真と美術の転換期 ―複写 反射 投影―」 Ⅰ期 写真を選ぶ:視覚の点検
2011/09/16〜2011/10/05
※写真の写真が展示される
※初日はトークイベント(光田由里×植松奎二×若江漢字)に続いてオープニング
※カタログが刊行されます
http://www.ycassociates.co.jp/

NADiff GALLERY
高松次郎 言葉ともの ー純化とトートロジー
2011/09/16〜2011/10/30
※複合体が展示されると思われる
※トークイベント 2011/09/25(金氏徹平×光田由里)と2011/10/16にあり(冨井大裕×沢山遼×光田由里)
http://www.nadiff.com/

他にも紹介したい展覧会があるけど今日はこれまで。
日を改めて紹介します。

2011年8月23日火曜日

高松次郎に関する雑誌記事の調査

本日、高松次郎の雑誌記事について国会図書館で調べてみました。

調査に使用したツール
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録 人名編 明治〜1984年版、1985〜1987年版、1988〜1995年版
    (書籍)
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引検索 Web版
    (有料データベース)
    ※国会図書館専用端末でのアクセスの場合は利用者に直接費用はかかりません

調査結果
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録 人名編
    計9件
  • 大宅壮一文庫 雑誌記事索引検索 Web版
    計16件
    ※大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録 人名編との重複を除く

所感

1960年代、1970年代の記事は一つだけしか載っておらず期待外れでした。例えば、アンアン No.69 1973年には彼のインタビュー記事が掲載されているのだけど、目録に載っていません。1980年代後半から掲載誌の情報が充実しているように思えます。
もしかしたら、ハイレッド・センターやネオ・ダダでも調べてみると、もっと掲載記事を見つけることができるかもしれません。
今後、調査で得られた各雑誌にあたってみて、どのような記事か見て、必要に応じて複写をしていこうと思います。また、ハイレッド・センター、ネオ・ダダ等キーワードを変えて調べてみるつもりです。
上記の調査は雑誌の記事に限定しているので、書籍や論文等は対象外です。こちらも以前から調べ始めていますが、まだ情報を整理するにはいたらず。

2011年6月2日木曜日

レクチャー「デュシャンという物語の始まり」

森美術館で開催中の「フレンチ・ウインドウ」展(2011/03/26〜2011/08/26)でデュシャンについて京都国立近代美術館特任研究員の河本信治氏による講演。
彼は京都国立近代美術館で2010年の春に開催した「マイ・フェイバリット——とある美術の検索目録/所蔵作品から」の企画者です。この展覧会は個人的にとてもツボにはまってしまい一日中楽しめて、とても印象的な展覧会となりました。展示室内に入って最初に出会うのはデュシャンのレディメイドなどの彼の作品群です(会場写真)。
この展覧会で彼の名を覚え、自分にとって気になる人だったので、是非とも聞きに行きたいのですが、残念ながら仕事で行けそうにありません。
あー、本当に残念。

レクチャー「デュシャンという物語の始まり」
日時:2011年6月9日(木)19:00 〜20:30
会場:森美術館展示室内
定員:80名
料金:無料(要展覧会チケット)
申し込み:不要

2011年5月30日月曜日

2011年5月23日月曜日

高松次郎の作品を所蔵している美術館探し

高松次郎好きとしては、彼がどんな作品を制作したかということも大事だけど、どんな作品がどこにあるかも重要な関心事。
それで彼の作品を所蔵している美術館をちまちまと探しています。
どこにどんな作品があるかわかれば、もしかしたら常設展、所蔵展に作品が出品されるかもしれない。日本国内だったら、その作品の重要度によっては、遠くても観に行きます(実績あり)。
一部の美術館は所蔵作品の検索システムが構築されていて、そういう所は一度は検索してみます。また、美術館の年度報告で収蔵となった作品を記載していたり、 公立の美術館なら、行政が資料を公開していたりします。
いままでは、ちょっとそういう所をメモする程度だったけど、所蔵している所だけでなく、所蔵していない所も、確認時期と合わせて記録しておくといいかもと思いました。
美術館は全国にたくさんある訳で、どの美術館について調べたか、そのうちわからなくなりそうだから。
いずれこのblogでも彼の作品を所蔵している美術館の紹介を書くかもしれません。

2011年5月22日日曜日

越中正人 "individuals"

昨日、ncaで越中さんの個展を観に行ってきました。会期終了ぎりぎりです。
偶然にも越中さんも来廊中で、作家本人からいろいろお話を聞くことができラッキーでした。
黒いバックに丸っこい赤い玉がいくつも浮かんでいて、所々光の点がある写真。
丸い点は妙に質感があって、丸い玉のようにも赤血球のようにも見えるのだけど、実はこれは火の粉とのこと。撮影には炎に近づくため顔に火傷を負うような苦労をされたそうです。
キャンプファイヤーの時に見た空の星と火の粉が着想のきっかけだそうです。
一枚、宇宙の始まりを思わせるような、たくさんの星や惑星が生まれているような作品がありました。映像作品もあります。
写真も映像もぼーっと眺めるのに飽きない作品でした。
この作品の前には花を撮影した作品を観ましたが、次回の構想を伺うと全く違う写真を作られることになるようで、どういう風にまとめあげるのか楽しみです。

展覧会情報(高松次郎)

Yumiko Chiba Associates viewingroom shinjuku
Jiro Takamatsu 高松次郎
Light and Shadow 光と影
2011/06/03〜2011/07/02
http://http://www.ycassociates.co.jp/